【算定】各種算定における端数の処理について
障害福祉事業を行うにあたり、様々な算出を行う際、端数が出る場合があります。
ケース別の端数の取扱いについては下記となります。
単位数算定の際の端数処理について
1.単位数算定の際の端数処理 <四捨五入>
(例)居宅介護(30分以上1時間未満居宅介護提供で402単位)、基礎研修修了者の場合は70%
402×0.70=281.4→281単位 更に深夜の場合・・281×1.5=421.5→422単位
ここでの注意点は、402×0.70×1.5=422.1と処理するのではないことです。
基本単位×加減算の計算(何らかの割合)を行う都度、四捨五入します(都度整数値化する)。
金額換算の際の端数処理について
2.金額換算の際の端数処理 <1円未満切り捨て>
(例)上記例で、同支援を2級地で月に4回実施した場合
422単位×4回=1,688単位 1,688単位×10.96円=18,500.48→18,500円
前年度利用者数算出の際の端数処理
3.加算、減算の算定要件で使用する、前年度利用者数算出の端数処理 <小数点第2位以下切上げ>
(例)年間延べ利用者数1,687人÷年間開所日数365日=4.62→前年度利用者4.7
年間延べ利用者数1,833人÷年間開所日数365日=5.02→前年度利用者5.1
常勤換算算出の際の端数処理
4.人員基準要件で使用する、常勤換算算出の際の端数処理 <小数点第2位以下切り捨て>
(例)常勤40時間の事業所で、各々の勤務時間/週
①世話人A 28時間 ②生活支援員B 35時間 ③生活支援員C の32時間
(28+35+32)÷ 40 =2.375 → 常勤換算で2.3人の配置
平均障害支援区分算出の際の端数処理
5.生活介護人員基準要件で使用する、平均障害支援区分算出の際の端数処理 <小数点第2位以下四捨五入>
(例) <2×区分2利用者数5人>+<3×区分3利用者数6人>+<4×区分4利用者数7人>
<5×区分5利用者数5人>÷総利用者数23人=3.52 ⇒ 平均障害支援区分は3.5
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