【R6年度報酬改定】就労継続支援A型の改定概要
全体概要
【就労継続支援A型】給付費の変化
人員配置7:5:1、10:1共、「高評価点」ゾーンで単位上昇幅が大きくこのゾーンを厚く評価する傾向が見てとれます。
【就労継続支援A型】スコアの変化
生産活動のスコア算出に従来なかった、「前々々年度」収支が追加。より長いスパンでの生産活動の安定性が着目されることになります。
昨年来、議論されてきた通り、「労働時間」「事業収支(生産活動)」の評価にウェイトを置いた改定となってます。
また、経営改善計画未提出若しくは複数年該当の場合、マイナス評価となりこの点でも、事業収支がより重視されているのが分かります。
厚労省報酬改定に関するQ&A(VOL.2)
(年度途中に新規指定された就労継続支援A型事業所の基本報酬の算定)
問 23 就労継続支援A型サービス費の算定をするにあたって、年度途中に新規指定された事業所の場合の基本報酬はどのように算定したらよいか。
(答)
従前のとおり、年度途中に新規指定された事業所の場合は、「生産活動」の実績に関わらず、初年度及び2年度目は評価点が80点以上105点未満の場合であるとみなして、基本報酬を算定する。
R6年度報酬改定による給付費の変化(シミュレーション)
例えば、R5年4月で約4割を占める105点以上130点未満(国保連データ)の事業所で
仮に、同じスコア区分で、そのままスライドでは44千円増/月ですが、一つ上の
スコア区分に上がると、上昇幅は185千円増/月と、そのままスライドの場合と比べ
上昇幅は4倍以上となり、より報酬改定のメリットを享受することとなります。
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